SPECIAL INTERVIEW PICK UP!01

愛知製鋼株式会社

仕事に前向きで、問題意識も高い。
外国籍社員ならではの、明るさも魅力

・東海市
・特殊鋼の製造・販売 他
従業員数 2,592名 (本社採用の外国籍社員数 9名) 2018年3月
海外拠点 中国、アメリカ
海外子会社 タイ、インドネシア、フィリピン、中国、韓国、アメリカ、チェコ、ドイツ

鋼生産技術部 特殊鋼技術室
TRUONG THI MY DUC(チュオン ティ ミイ ドゥック)さん
出身国:ベトナム 27歳 入社3年目
静岡大学大学院工学研究科卒業
担当業務:特殊鋼の製鋼における操業改善業務

Company message:企業のメッセージ

人や文化が混ざり合うことで、視野が広がる。
それを、会社の成長につなげたい

「いつでも、どこでも、だれとでも、一人でも働ける人材に…」というスローガンを掲げる愛知製鋼株式会社。同社ではグローバルな企業としての成長を目指し、外国籍社員の採用を積極的に行っています。
「人や文化、いろいろなものが混ざることで視野が広がり、それが企業の成長にもつながると考えています」と話すのは、人事部人材開発室の林太郎さん。
「これまでに入社した高度人材の留学生の方は、何に対しても一生懸命で積極的。仕事にも前向きで問題に気づく力にも長けています。それは大きな魅力であり、彼らに期待したい部分でもありますね。また、私たちがこれまで当たり前のように考えていた部分で、多くの気づきも与えてもらっています」
こうした気づきは職場の見直しにつながっているほか、雰囲気も明るくなっていると言います。
外国人の採用に積極的な同社ですが、採用方法は日本人も外国人も統一されています。
「今弊社は会社の変革期にあり、海外への進出はマスト。そのため外国籍の社員採用も必須ですが、採用時に国籍を意識することはありません。試験も日本人と同じ、統一したものです。
しかしそれでは受験する側も不安だと思いますので、留学生や女性など、それぞれの立場から見た、愛知製鋼に対する不安や疑問を取り除ける機会をつくっています。具体的には、似たような立場の社員と会い、話し合ってもらっています。こうした機会を設けることで不安はかなり改善されているようですね。
マッチングに留意するのは、入社していただいた方には、できるだけ長く勤務して欲しいという思いがあるから。弊社が採用する大卒者は毎年30名ほどとそれほど多くありませんし、入社間もなくからそれぞれの専門分野に配置され、少数精鋭での活動を求められます。こうしたことからも、仕事に対して問題意識の高い外国籍社員の活躍には期待したいですね」

Foreign Employee:外国籍社員

「自分らしいライフスタイルを確立できそう」。
そう感じたことが、入社の決め手に

チュオン ティ ミイ ドゥックさんは高校在学中に参加した日本への短期留学プログラム(21世紀東アジア青少年大交流計画)がきっかけで日本が好きになり、大学留学を決意しました。
「本当は大学を卒業したら帰国するつもりでしたが、帰国しても学んだ専門知識をいかせる場所がないと感じ、日本での就職を希望しました。愛知製鋼は、休暇など就労環境も整っていましたし、働くことと自分のライフスタイルを両立できると感じて選びました。遠方への転勤がほとんどないので、未来をプランニングしやすいのもこの会社の魅力の一つでしたね。
仕事では少人数のチームでプロジェクトにあたるシーンが多く、一人の守備範囲と裁量がとても大きいため、若手でも自身の責任で仕事を動かすことができます。そのため、成長していることを速いスピードで感じられるのが良いですね。会社に役立っていると実感できるのも、やりがいにつながっています。これからはさらに特殊鋼づくりのスペシャリストを目指したいと思っています。
大学は理系で女性が少なかったため、会社ではじめて『女子会』を体験しました。同期にも恵まれ、今は仕事もプライベートもとても充実しています」
ドゥックさんは現在リクルーターとしても活動し、自らの体験などを後輩に語っています。「留学生時代は大変なことも、学ぶこともたくさんありました。でもそれが私たちの魅力になっていると思います。今後、入社試験を受ける留学生には、留学生だからこそ体験できた点を企業にアピールして欲しいですね」

SPECIAL INTERVIEW PICK UP!